STELLA VISTA2007

ガラスの三日月

紀伊半島の崖の上の住宅。
遠く海が見える。
夜は星に抱かれる。
この眺望と共に暮らす、これは海と星の家であった。

そのために、ガラスの三日月型の平面とした。
その背後に矩形の茶室と、必要な機能部分を配する。
既存家屋の一部が離れとして残る。

三日月の端部は崖からオーバーハングしている。
海と星の領域に、侵入しようとするかのように。