新首都 国会議事堂計画 1997 |
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かたちのない建築・見えることの意味 |
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これは、日本の新首都の国会議事堂として提示されたものである。 設計する前に、そもそも、国会議事堂なるものが、今後も存続するだろうか、という疑問が、まず浮かぶ。 直接民主制は、ひとつの選択肢である。現行の議会制民主主義も、ひとつの選択である。 |
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ただひとつ。ここにしかないもの。 |
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さて、では、議事堂に、何が必要か。 その場所に在って、その中に議員がいて、そこで議会がひらかれている、ただひとつのもの、ということ。 |
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見えるのに、見えないこと |
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その議事堂に、「ただひとつであり、しかしひとつではない」、という逆説を与えることにした。唯一性と、非特定性を、同時に持つこと。見えるのに、見えない建築。 この建築は特定のかたちを持たない。 |
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姿を決める、ふたつの作用。 |
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この建築全体の形状を決定する要因は、ふたつある。 ひとつは内側からのもの。 この建築の形を決定するもうひとつのものは、外側からの力である。 さらに、皮膜のアクチュエータを振動モードにしておけば、建築の輪郭は一定せず、ブレた映像のように見える。目をしばたいて見つめても、その姿を描写することは困難だろう。 この建築では、建築はパッケージだからカタチはなんでもいい、という立場はとらない。 |
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体内を巡る視線/畳み込まれた世界。 |
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そこで、議事堂の内部には、見学者用の空間が用意されている。 物理的な関係をあきらめる代わりに、視線はすべてを手に入れる。 ところで、東京の、あの、三角屋根の議事堂の中で、本当に「議会」が開かれているという、確信があるでしょうか。 *このプロジェクトは、シンクタンクからの依頼で、1997年に設計された |
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